ユニヲンジャック

柏レイソルも高安も逝って僕は無敵の人になってしまった。

ティファニーで朝食を / カポーティ

読書

ティファニーで朝食を / Breakfast at Tiffany’s

T・カポーティ / 訳:村上春樹

新潮文庫・2008年11月
(新潮社・2008年02月)

初カポーティ。聞いたことはあるけれど読んだことはない本の代表格『ティファニーで朝食を』をやっつけました。

実は表題作を含む短編集だったり。やっていくしかない。

ティファニーで朝食を

ホリーという少女は、どこまでもエキセントリックで、どこまでも自由で、どこまでも不自由で。

そんな彼女に憧れる「僕」や僕(読み手)の普通さを思い知らされてしまうそんな話。

加えて僕たちはホリーの傍観者でしかなくて、その殻は破られることは無いと分かっていながらも手を伸ばしてしまう。

僕たちのような「普通」は届かない手を伸ばしたその関わりで得られる実体のない手触りを宝物にして、生きているのかもしれない。

それもまた凡庸な価値観なのだと言えるのだけれど。

表題作だけ感想を書きました。他の作品も通して「自分の人生は自分で決める」ことが強く描かれていたように感じる。

それがどんな形であれ自分の中にある美学に従って生きる他に道は無いというか。

みなさんはどうでしょうか。僕はこういうことを考え始めると融解してしまうので筆を置きます。

……

いつかは果てる制限つきの幸せというか、誰にでもあった(ように感じる)キラキラした時間というか、そういう人生のワンシーンを切り取った話が多くてノスタルジックな気分にもなるのだけれど、

その幸せが永遠でないと感づいているのなら、何が善で何が悪なのかなんて自分で選ぶしかないよなあという。

みなさんはどうでしょうか。

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