メアリと魔女の花と虚無 (#424)
『メアリと魔女の花』観ました。
うん、普通。すごく普通。
むしろ普通すぎた場合、これを極めた先にあるものを何と呼べばいいのだろうか。
「虚無」?
ありがとう。グッドラック虚無。
いや、僕にも責任の一端はあると思う。シブリに精通していないのにジブリの暖簾分けみたいな今作をチョイスしてしまったことは反省しているんだ。
決してつまらなかったワケでもないし、理解できなかったワケでもない。
何も問題はないさ。「普通すぎる」という点を除けば、至って普通の映画なんだこいつは。
書くことがなくなったのであらすじを書きます。
メアリという少女が引っ越して来ました。村で出会ったピーターに「霧の日は危ないので山に入ってはいけない」と言われ、霧の山中で魔女の花を見つけるメアリ。魔女の花は魔力が凄く、空飛ぶ箒の力で魔法大学に行けるのだ。魔女の花の魔力は凄いので魔法大学でも凄いとなったけれど魔法大学は倫理に反するような動物の変身実験をやっていると分かり、さらにピーターも人質にされてしまい、やっていくしかない。「今夜だけ私は魔女なの」パクった魔術書ですべての魔法を解除し、魔法なんて要らないとメアリ。ピーターも助かって良かった。
……要素を詰め込みすぎて壊れた映画は最高に笑顔になる。では削ぎ落としを極めた今作はどうだろうか、
引き算は確かに大切だけれど、引きすぎてゼロに近づくにつれて人間は表情がなくなってしまう。
ストレートだけで闘うのは難しいのだ。上杉達也だってカーブを持っているんだぜ。
上杉達也だってカーブを持っているんだぜ。
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