日馬富士が去った日 (#441)
アナ「2018年九州場所、破竹の勢いで番付を駆け上がった新入幕力士の紹介です。」
???「マスクド・ゴビアルタイです。得意技は左上手投げです。」
……。
辛いとき、やるせないときこそユーモアが欲しくなる。このユーモアが上質かどうかはさておいて。
日馬富士が引退してしまった。
力士全体で見てもかなり軽量級の身体なのだけれど、低い仕切り、速い当たり、豪快な投げ、そして何より満身創痍でも土俵に上がり続けるガッツが好きだった。
事件のあれこれはともかく、白鵬一強の時代でも相撲をおもしろくして、そして白鵬とは別の角度から「横綱」を見せてくれたのは他でもない日馬富士の戦績だ。
横綱に降格は無い以上、冷静に考えて実は引退はすぐそこまで迫っていたようにも思うけれど、こんな終わり方はあまりに残念だ。
憶測で何かを言っても仕方がないし、いちファンとして言えることってあまり無いのだけれど、まずはボロボロの身体を休めてあげて欲しい。不本意だけれどお疲れ様でした、ありがとう。
白鵬がまた土俵に上げたいと言った以上、来年は角界初の覆面力士マスクド・ゴビアルタイに期待したい。
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