4継もサッカーも惜しかったね (#565)
岡田監督が昔言っていた、
「レンガは上に積むだけでは崩れてしまうから、どこかで横に積む必要がある。評価されるのは上に積めたときだけれども、横に積む工程がなければ上にも積めない。」
って言葉が慰めになるかしら。いや〜〜、残念。
自分がやっていたからサッカーと陸上の2つはずっと見てきたけれど、東京オリンピックは本当にかなりいけそう感があったからこそ悔しい。
優勝候補と優勝の隔たりは思ったよりデカくて、延長後半のスーパーゴールで負けて、攻めのバトンでミスって、変な話これが世界のスタートラインなのかもって感覚すらある。
日本が経済的にも環境的にもリセマラSSSなのはメダル数を見ていると実感するけれど、そのパワーを持ってしても届かん。届かんのだ。
4継は前回銀だったじゃんって言われるとそうなのだけれど、狙った銀かと言うとそうではないじゃない。
対して今回は金を狙って5年やってきた経験とか、それでも結果だけ見れば獲れていないし、仮にバトンがハマって勝っていたら連覇のための挑戦が始まるわけで、
こう書くとステージが1段上がっているのはわかりやすい。だからバトンが渡るかどうかっていうのは個人的に本当に最後の部分。
例えば東大目指して勉強して模試でもA判定で、本番で数IAじゃなくて数I解いて死んだ場合に、
後輩に引き継ぐべきことって「数I解くなよ」よりも「どうやってA判定まで勉強してきたか」じゃないすか。そもそも見合った実力がなければ受からないんだから。
そういう意味ではサッカーも4継も、上には積めなかったけれど横には積めたよねって大会だったと思う。
横に積まないと上には積めない、そう信じて次だ次だ。
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