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『ロヒンギャ危機』と金持ち喧嘩せずは真理 (#569)

読書

僕とミャンマーの接点はミャンマー人の握る寿司を食べに行ったことがあるという1点に尽きるのだけれど、

世間を騒がせているロヒンギャの問題とか、アウンサンスーチーはオワコン、みたいな話を正直よく知らなかったから読んだ。

僕は常々、宗教とか民族の問題って、結局のところ経済の問題なんじゃないのって思ったりしていて、要するに金持ち喧嘩せずでカジノのハイレートとかグローバル企業の役員会にユダヤ教徒とイスラム教徒がいても殴り合ったりしないじゃん、100歩譲って殴られるならイギリス人じゃんって意見なのだけれど、

この本を読んでそれはより確信に近づいた。

本の内容では「結局ロヒンギャが超貧乏だから」みたいなことは全然言っていなくて、むしろ歴史的な背景とか軍事政権下で仏教徒も余裕無かったんすよみたいなロヒンギャが虐げられてきた要因を丁寧に紐解いてくれているのだけれど、

話を聞けば聞くほど「ミャンマーから油田が出たらそうはならんだろ」って気持ちになってしまう。もちろん現実は違うから問題なのだけれど。

軍事政権下の話も含めてこれ本当に2000年代か?って感じで、それを出生国ガチャSSRで生まれただけの僕が「大変だなあ」とか言いながらiPadで読んでいる……この浅ましさが1番印象に残るかもしれない。

しかも、この本の主題が「民主化の流れでロヒンギャが蜂起するような自立や対立が生まれて、民主政権が国軍をコントロールできていないから今回のロヒンギャ問題が起こった」って内容なのだけれど、

結局今年の2月にクーデターが起きて絶賛軍政に逆戻っているから、すべての説明の後ろに「※このあと軍がひっくり返します」って注釈がつく悲しみよ。

「もう終わりだよこの国」ってフレーズ、ネタだから成り立つんだなあ。

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