ユニヲンジャック

外出た/瞬間/やっていくしかない

日下開山 (#571)

相撲

好角家にとって「進退をかける」という言葉は死亡フラグだ。

酷使した身体がもうボロボロで、普通にやってもどうにもならんって状況を覆すための強がりだと皆が分かってその言葉を聞く。

いや、その場所で全勝優勝とかしないんだよ普通は。そして45回も優勝しないんだよ普通は。

そんな史上最強力士の時代に相撲にハマることができて僕は幸せものだね。

たぶん僕が80のジジイになっても「白鵬のが強かった」って言ってると思う。典型的な老害なのだけれどおそらく普通に事実だから困る。

相撲好きでいる限り今後も一生白鵬の影を土俵に見るのだろうな、上の世代がことあるごとに貴乃花を持ち出す気持ちがよく分かった。最強力士は引退したって相撲を取らされている。そういう運命だ。

2000年後の君へ、勝率8割の競技者がここにいたんだよ。

相撲を知らない諸兄へ、大相撲は年6場所、各15日の取り組みで開催されている。

白鵬のもつ「45回優勝、幕内1052勝」という数字は幕内で無敗で戦い続けてそれぞれ「7年半、11年半」で達成できる計算だ。バカかよ。

通算最多勝を更新した1048勝目を愛知県体育館で観られたのは僕の自慢です。

あ〜〜〜〜、結局誰も勝てなかったな〜〜〜〜〜

早くタイムマシンを作ってあの日の朝青龍からサッカーボールを、日馬富士からデンモクを取り上げるんだ。

鶴竜は……うーん、

稀勢は……稀勢が大怪我したのは日馬富士戦だったんだよな、この日より前に遡ってデンモク渡すか???

協会ジャンパー着た白鵬なんて見たくないんだよオレは!!! マジで悲しくなってきた。

稀勢が引退したときに白鵬は「辞めるというのは、死ぬということ」と言っていた。確かに協会ジャンパーを着た白鵬を想像すると、火葬された爺ちゃんの骨を見たときと同じ気持ちになる。ああもうここには居ないんだな、と悟ったあの気持ちだ。

異例づくめの横綱なんだし、iPS細胞で若返って46回目の優勝を目指してほしい。

不可能なんて言葉がぜんぜん当てにならんことは、他でもない横綱に分からされてきたのだ。

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