いつ死んでも良い人生 (#597)
最近ヒシヒシと感じているのが、「現状、別にいつ死んでも良いな」という感覚だ。
積極的に死にたいっていう鬱々としたものではなくて、ある程度まで進めたゲームに急に飽きる感覚に近いかもしれない。
僕の人生もちょっと先が読めてきたというか、この先果たしてまだピークが用意されているのだろうかと考えると「別にいつ死んでも良いな」に収束してゆく。
もちろん生きている方がラクだし、おもしろいことは沢山あるし、2023年を生きるに退屈はないことは知っている。
「ぼっち・ざ・ろっく」だって超おもしろかったけれど、反面こういうオタクの妄想みたいな魔法は無いというのも分かってきたし、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者も白雪姫も無い。
順当にいけばまだまだ残っている寿命に対して、生きる理由は週刊漫画くらいというのはあまりに張り合いがない。
そして厄介にも、そんな小さな楽しみを生きれば良いと割り切れるほどには老いていないのだ。
こういう考えだと結婚とか子を儲けるみたいなイベントは是非とも劇的であって欲しいと思ってしまうし、しかしそんな魔法は無いのだとも分かっている。
多くのロックスターが命を絶ち、村上春樹が小説を書き始めた27歳、その意味が遅ればせながら自分の中に立ち上がっていくのをすごく感じる。
あ、28歳になりました。
こんなに良い文章を書けるようになったのは救いなのだろう。
初めから持ってないのに胸が痛んだ、ローリンローリン。
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