ユニヲンジャック

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ベンチプレス坂 (#618)

テキスト

ベンチプレス坂、登りました。(新パターン)

大体何らかが中途半端に終わって「はてしなく遠いこのxxx坂をよ……」で締めるのがユニヲンジャックの定番なのだけれど、今回は違うのだ。違うのか…?

ひとまず人生で目標としていたことの1つ「ベンチプレス100kgを挙げる」に成功した、うおお!

ところがこれでメデタシで完結しないのが僕なのだ。聞いてくれ。

まず、「ベンチプレス100kg挙げたことある」ってめちゃくちゃ胡散臭いじゃないすか。

百歩譲って今はまだ良くても、この先よりオッサンになってから言うとかなりフカシっぽい。何かで証明して安心したい。フカシのオッサンだと思われることほど怖いことはないのだから。

ということで「神奈川県ベンチプレス大会」に出て来ました。やりすぎだよ。

体重69kgなのに66kg級まで落とさずそのまま74kg級にエントリーし、屈強なマッチョたちに囲まれ、本当に居心地が悪かった。

そして冒頭の通りなので100kg達成、記録付き、やったね。

……とはならなかったんすよ。ならなかったんだロック。

なんかルールが分かっていなくて3本赤旗、つまり持ち挙げたのに全然記録なしになりました。流石に笑っちゃう。

試技は3回あったから、1回目に言われた「止まってない」を意識してちゃんとバーを止めていた、ハズ。

なのだけれど、3回目(100kg)が失格になったあと「胸のところで止めなきゃ〜」と言われた。そっちかよ!!! バーを上げ下げする前後の話だと勘違いしていた。

ルールを知らなくて失格になるのは当然オブ当然で、マジで迷い込んだ人になってしまった。

というわけで「100kg挙がった(失格・記録なし)」達成です。

フカシっぽくなりたくないから競技会に出たのに1番疑惑の結果になって本当にお終いだよ。

しかし自己基準で達成とする!!! 文句あるかコラ ( ゚Д゚#)

……というのも、僕が目標にしていた「ベンチプレス100kg」は「ベンチプレス競技」とは若干違ったっぽいのだ。

これは負け惜しみっぽくなるけれど競技会に出て分かったことで、いわゆるガチ勢が取り組んでいるフォームとか装備とかは僕のそれとは全然違った。

リストラップという伸縮性のあるバンドで手首を固めることも、ブリッジという極端に胸を反らせて可動域を縮めるフォームも、ベンチプレス競技の上では必須の要素に見えた。

もちろん僕のやつも記録になった方が良かったけれど、自己流の基準で立てた100kgという目標は、たとえこの競技上の記録として残っても結構意義が曖昧なのかもと感じてしまう。

簡単に言うと、このルールで良いならしょぼいのだ、100kg。

このやり方でしっかり練習するならもっと大きい数字が基準になってくるから、キリの良い100kgの意義は霞んでしまうし、逆に言うと僕がベンチプレスだと思っていたものを証明してくれる大会など無いのである。

要するに自己基準で立てた目標なのだから自己基準で達成するしかないという真理を見た。

なんかめちゃくちゃ深そうなことを言い残してベンチプレス坂を下ります。人生の目標はいろいろあるので次回フルマラソン坂でお会いしましょう。

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