この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう / 池上彰
池上彰教授の東工大講義
この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう
池上彰
文春文庫・2015年03月
(文藝春秋・2012年11月)
ご存知池上さんが東工大でやった一般教養の授業をまとめた本。
広く浅く世界や日本の仕組みが簡単に説明されていてわかり易くて、自分の頭が良くなったような選民思想に浸れるので良い。
聞いたことはあるけれど正直概要も知らないようなキーワードにメスが入ってしまい、「そうさオレは空っぽなんだ」とか呟きながら日銀の話やリーマンショックの話や北朝鮮の金王朝の話をいまさらながらざっくり知りました。
遥か昔に教科書で見た用語が出てきたりして、義務教育と新聞・ニュースを繋ぐには最適な1冊だ。やはり池上さんは凄いらしい。
今読むと情報が若干古いのが残念なのだけれど、その事柄自体を解説して教えるに留まらず、情報の得方や勉強の仕方のエッセンスを学んでくれやという池上さんの思想をガンガンに感じるので、まあそういう事として読む価値は十分あったのではないでしょうか。
新設「読書」カテゴリ、九分九厘小説しか読まないのにいきなり謎ジャンル本の感想文を書くことになってどうしたらよいか分からない。
講義中の写真で、ボタンを開けた半袖シャツのカジュアル池上さんの写真も掲載されているのでお得です。
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