大相撲はいいぞ (#422)
「デブとデブがぶつかり合って何がおもしろいの?」
……相撲にまるで興味の無い人間がつい口にしてしまう台詞だ。
そんな人間たちに全国の相撲好きを代表して怒りのスーパー頭突きを打ち込みたい。力士はデブではない。
いや、多少太っているかもしれないけれど、断じてデブではない。そしてそれは別にどっちでも良い。
名古屋場所を観に行ったぞ。
新大関高安、レスリング力士宇良、そして史上最強の横綱白鵬、と今相撲はキテいるのだ。稀勢の里だけじゃないのだ。
生で見ると力士は圧倒的にカッコイイ。そしてデカい。
一発で終わってしまいそうなぶつかり合い、投げ合いがバンバンやっていって、力こそパワーだ。これを15日連続でやっていく。頭おかしい。
懐に潜り込んで投げる、捕まえに来たら跳んで躱す、ただのデブにこんなことが出来るだろうか、出来るワケがない。さっきはどっちでも良いと言ったけれど力士をデブ呼ばわりしたことは根に持っているよ僕は。
とにかく観れば分かるのだ。観て、「あいつは小さい」とか「あいつは体が締まってる」とか言おう。
「あいつは小さい(180センチ)」、「あいつは締まってる(140キロ)」
順調に概念が壊れていくのを実感できる。
そしてそんな怪物たちの中でさえ際立っているのが、白鵬というレジェンド横綱だ。
サッカーならメッシ、陸上ならボルト、ドラクエならエスターク、白鵬とはそういうレベルなのだ。
この名古屋場所では最多勝利記録の更新が掛かっていて、「1047勝」というバグったような次元の記録に並ぼうとしていた。その1047勝目の日を狙って僕も観に行ったのだ。
まあ、白鵬、負けたんですけど。
コメント投稿