覚めない夢とガラクタ商品 (#341)
漫画とかゲームとかでマヒしてくるけど、実際人間ってめちゃくちゃ打たれ弱い生命体だよね。
ワンピースや喧嘩商売はいっつも血だらけで戦ってるけど、冷静になると頭から血が出てたら絶対それ以上戦わないよ。早く止血して風通しのいい部屋で休まないと。
ドラゴンボールだって食べてすぐ戦闘してるけどそんなすぐ消化されるわけないからね。悟空は完全に自己暗示で動いてるし、その自己暗示が出来ない我々一般人は食べてすぐ動くなんて考えるだけで吐いちゃう。
そして最近読んでるワールドトリガーは戦闘用の使い捨てボディに換装して戦う設定上、手や足が割と頻繁にスパッといくんだよね。んで欠けた足の代わりに体から生やせるブレードで歩く、みたいな。
そんな世界に毒された僕は、人生のうちで血だらけになる機会があっても戦い続けられるだろうし、最悪片足になってもなんとかなるだろう、とか考えていたわけですよ。血だらけになる機会って言うとわかりにくいけど、誰でも一度は自分を程よく(やり過ぎない程度に)破壊するワルモノから好きなコを守る空想するじゃないすか、アレです。
んで、そんな甘い考えを持っていた一般男子学生(20)が手痛く足首を捻挫した場合どうなるか。最近流行りのケース・スタディってやつですね。
図1: 左足(通常)と右足(笑)になります。ご確認ください。
いやホントね、捻挫した瞬間OMD(オレはもうダメだ)って思ったよね。視界が歪んだし、周りの音が遠く聞こえたから。経験から言ってもかなりキツめの捻挫だろうな、と。
でもさっきの観点に立ち返ると、別に血が出てるわけじゃないし、ましてや片足スパっとされたわけでもないし、じゃあ戦い続けられますね。ってそんなワケねーだろ、と。
そして改めて思い出すのだ。人間の打たれ弱さを。
右足首以外は健康なわけだから、パーセントにしたら80%ぐらいの体調ってことで、じゃあ人間80%の生活ができるのかって言われたときに1日経った僕の実感は10%ぐらいの生活かなって。
移動が「はいはい」なのが致命的すぎるんだな。家の中ならまだしも、例えばアイスを食べたくなってもはいはいでコンビニに行くと119じゃなくて110のほうをいただきそうだし。
月曜までに良くならなかったら、はいはいでヤンマガを立ち読みして「こんなのリアルじゃねぇ!」って言う最悪な絵面を見せつける可能性もある。そして「これがリアルだ!オレを見ろ!」って叫びながらはいはいで大学に行くんだ。
人間は、打たれ弱い生命体なのだ。
コメント投稿